日本でも全国的に交通カードがありますが中国でも同じように各都市で交通カードが使えます。
北京の交通カードは「一卡通」という名前で、ピンインはyīkǎtōngです。
交通カードがあれば、地下鉄やバスで使えます。
またタクシー(一部使えないタクシーもあります)でも使えます。
観光で地下鉄・バス・タクシーなどをよく利用する人には券売機の列にならばなくてよい、小銭が不要などメリットが多いので、必需品だと思います。
北京の交通カード一卡通の購入場所・買い方
一卡通を買うには地下鉄の駅の窓口が一番便利だと思います。
よく「北京首都空港で買えないの?」と聞かれますが、売っているという情報もあれば、売っていないという情報も多くあります。
私は中国で交通カードを買う場合はたいてい地下鉄の駅で買います。
実際に北京でも上海でも地下鉄の窓口で交通カードを購入しました。
北京首都国際空港から机場線に乗る人はたいてい「三元桥」「东直门」で地下鉄に乗り換えることが多いと思いますので、その時に買えばよいと思います。
一卡通はこんなデザインのカードです。
有効期限は6年で設定されています。
一卡通の購入時の会話の参考例(100元札を出した想定)
我想办一下交通卡。
交通カードを作りたいのですが。(と言って100元を渡す)
好的,20元是办卡押金,充80吗?
はい、わかりました。20元がデポジットになりますので、80元のチャージですね?
是的,麻烦了。
そうです。お願いします(「お手数おかけします」的な決まり文句)
北京の地下鉄での一卡通の使い方
北京の地下鉄の自動改札です。
「请刷卡(カードをタッチしてください)」の部分に一卡通をタッチします。
北京のバスでの一卡通の使い方
北京のバスの乗車口と降車口にはこのようなカード読み取り機が設置されています。
カード読み取り機の下の部分が交通カードの読み取り部分になっていますので、乗車時と降車時にそれぞれタッチします。
北京の交通カード一卡通のチャージ方法
一卡通のチャージも地下鉄の駅の券売機がよいと思います。
切符を買う専用のマシンもたまにありますので、チャージができるマシンを選んでください。
(「充值(チャージの意味)」の表示のあるマシンです)
一卡通のチャージの解説図
一卡通のチャージはおおまかに以下の5ステップとなります。
2.一卡通を券売機に差し込む
3.支払い方法(現金か電子マネーなど)を選択し、チャージする金額を支払う
4.領収書が必要か不要を選択する
5.チャージ完了後、一卡通を取る
「充值(チャージ)」ボタンを押す
券売機の最初の画面ですが、下の少し左側に「充值」というボタンがありますので、まずこれを押してください。
一卡通を券売機に差し込む
カードを差し込むようメッセージが出ます。
カード差し込み口はこんな感じです。
ここにチャージをしたい一卡通を差し込みます。
現在の金額が表示され、現金で支払うか電子マネーなどで支払うか選択する
「当前余额」というのが現在カードに残っている残高です。
この例では33元残っています。
「现金支付」が現金で支払うなので、現金の場合はこちらを選びます。
(参考までに「扫码支付」はバーコードを利用して電子マネーなどで支払う場合です)
紙幣を入れるよう、メッセージが表示されます。
現金を入れ、領収書の有無を選ぶ
自動販売機の右側を見るとこういう部分があります。
ここにチャージする現金を入れます。
この券売機では交通カードにチャージするときは10元、20元、50元、100元札が使えるようになっています。
紙幣は機械に記載されている通り、端を揃えていれないとうまく読んでくれません。
ここでは50元を入れました。
「充值不打印收据(チャージし、領収書は発行しない)」または「充值并打印收据(チャージし、領収書を発行する」のどちらかを選びます。
ここで「充值不打印收据(チャージし、領収書は発行しない)」を選びました。
一卡通を取る
「充值成功(チャージが成功)」のメッセージが出たので、一卡通を取ります。
(残額が50元増えて、83元になっていることがわかると思います)
一卡通の払い戻し方法
もう一卡通を使用しなくなった場合は払い戻しができます。
払い戻しも地下鉄の窓口でできます。
残額が100元なければ、手数料はかかりません。
残額が100元を超えていた場合は、手数料が1%かかります。
一卡通の払い戻し時の会話の参考例
我想办理退卡。
カードの払い戻しがしたいのですが。(と言って一卡通を渡す)