北京の人気観光スポット 王府井小吃街 Wangfujing Xiaochijie
北京の繁華街の王府井に「王府井小吃街」という中国の屋台が大集合した観光名所があります。
場所的には王府井の歩行者天国の南端近くに通りの入り口があります。
地下鉄の王府井駅から行くと、歩行者天国に入ってすぐ左側のイメージです。
王府井小吃街の実際の屋台の様子を写真を多く使いながらご紹介したいと思います。
王府井小吃街の入り口の様子(歩行者天国側)
王府井小吃街の入り口はこんな感じです。
広い道路ではなく、狭い路地の両側に屋台がひしめきあっています。
少し日本風に言うとお正月の縁日のようなイメージですね。
中国の各地から来ている観光客でいつもすごくにぎわっています。
王府井小吃街の通りは端まで行ってもそんなに長さがありません。
200メートルぐらいの長さです。
羊肉串の屋台
左側の店員さんが持っているのが定番の羊肉串です。1本10元です。
この羊肉串ですが、結構おいしいです。
(右側の人が手にもっているのは羊肉ではありません)
虫系(せみ、かいこのさなぎ、さそり)もありますが私にはグロすぎて食べられません。
おでん風の串物の屋台
こちらはおでん風の串物の屋台です。
焼き物ではなく、煮ている物です。
春餅の屋台
「春餅」です。
野菜中心だと思いますが、焼き春巻きみたいな感じです。
とうもろこしと翅包饭(鶏肉のご飯の詰め物)の屋台
「玉米」はとうもろこしです。
「烤肠」はソーセージ、「翅包饭」は鶏肉にご飯を詰めたものです。
都市部では高くなってきていますが、日本の屋台を考えるととうもろこしも1本6元なのでまだ日本と比較すれば安いですね。
韓国風トッポギの屋台
これは韓国風トッポギの屋台です。
おもちのような感じのあのトッポギですね。
撒尿牛丸の屋台
日本人には微妙なネーミングかもしれませんが、「撒尿牛丸」は中国でよくある鍋に入れる肉だんごの1つで、中が二重構造になっていて、その間にスープがあり、食べると熱いスープが出てくるようになっている団子です。
注意をしないとよく口や舌がやけどします。
臭豆腐の屋台
臭いことでおなじみの臭豆腐です。
「豆腐」をあげて「あげ」にして、独特のたれをかけて食べます。
臭いは確かに少しくさいですが、味はなかなかいけます。
(余談ですが中国では「豆腐」も「あげ」も区別せずに「豆腐」です。また豆腐もいろんな豆腐があり、日本と比較すれば種類が多いと思います)
章魚小丸子(たこ焼き風)の屋台
このお店はたこ焼き風に見えますが、実際味はかなり違います。
大阪人の私にはちょっと微妙な味でした。
烤羊腿の屋台
「烤羊腿」は焼いた羊の足です。
骨付きのチキンの足のように、骨付きの羊の足という感じなのだと思います。
揚げ物屋の屋台
揚げ物の屋台です。
「いか」や「えび」や「チキン」などいろいろあります。
鳩(はと)と鶉(うずら)の屋台
「はと」や「うずら」などの丸焼きです。
チキンと思えばよいのかもしれませんが、ちょっと日本では丸焼き系はなじみがうすいため、グロイと思われる方がいらっしゃるかもしれませんので、写真は敢えて掲載しないでおきます。
鮮爆肚の屋台
「鮮爆肚」は天津や北京の伝統的な小吃です。
牛の胃袋(センマイ)です。
蟹の屋台
日本のような蟹と中国っぽい蟹などが売られていました。
北京ダック巻きの屋台
あんまりみかけたことがないのですが、北京ダック風の巻物もありました。
パイナップル炒飯の屋台
パイナップル炒飯の屋台です。
日本のお米は白いものですが、中国ではいろんなお米があります。
焼き豆腐や煎粉の屋台
真ん中の白いのは焼き豆腐です。
調味料が中国風ですが、豆腐そのものは同じ味です。
右側にあるのがソーセージ、左側にあるのはサイコロ状の茶色いものは「煎粉」と言って、デンプンを固めたもので元々は吉林省の名物です。
煎粉はいろいろな食べ方がありますが、ここでは味をつけて焼いて(煮て)売っていました。
豌豆黄の屋台
「豌豆黄」は北京の伝統的な点心です。
エンドウ豆で作った豆ようかんです。
冰糖葫芦の屋台
赤いフルーツが串刺しになっているのが有名な「冰糖葫芦」です。
これも中国の北方の伝統的な点心です。
ひと口サイズのフルーツを飴でコーティングしたものです。
日本風に言えば、大きさは異なるものの、ちょっと「りんご飴」に近いかもしれませんね。
食べた感じも「りんご飴」と同じ感覚を私は覚えました。
周りはあまい飴なのに、なかはフルーツなので酸味を感じるというあの感覚です。
左下のは紫のお米を使った小豆入りのようかんともち米とキンモクセイのようかんです。
栗の屋台
これは焼き栗です。
笑ったような形で、皮がむきやすく、とても食べやすいです。
また大きさも日本の天津甘栗よりひとまわり大きい感じで、ボリュームがあってGOODです。
私は栗が好きなので、買って歩きながら食べました。
热梨汤・酸梅汤・酸奶(ヨーグルト)の屋台
真ん中にある「热梨汤」は温かい梨湯です。
右上にある「 酸梅汤」は中国ではおなじみの飲み物で、うめジュースみたいな感じです。
非常にポピュラーでレストランでもよくあります。
右下にある「 酸奶」はヨーグルトです。
食べていませんが「凉热酸奶」となっているのが私は気になっています。
「热」というのは温かいという意味なので、温かいヨーグルトも売っているのだと思います。
確かに北京の冬は寒いからヨーグルトも温かくして食べるのかもしれませんね。
今度一度食べてみます。
「雪梨汤(雪梨湯)」は冬によく飲まれるポピュラーな飲み物で、のどをうるおし咳をしずめる効果があると言われています。
やや甘くて飲みやすい味です。
お土産系(稲香村など)のお店もたくさんあります
お土産もの屋さん系ですが、「稲香村」はお菓子などを中心に売っている有名なチェーン店ですが、ここ王府井では北京ダックの老舗「全聚德」の商品などもおいています。
これは「肉脯」と言って、干し肉です。
台湾・香港・マカオなど中華系の街ではよく見かけるポピュラーな食べ物です。
いろんな味つけがあります。
王府井小吃街の観光情報
- 住所:北京市东城区王府井王府井大街
- 入場料:なし
- 観光時間目安:30分~1時間(見るだけか、食べたり、買い物するかで変わります)
王府井小吃街の交通アクセス(地下鉄最寄駅)・行き方・地図
王府井小吃街の地図
王府井小吃街のワンポイントアドバイス
- 渋滞も考えれば、王府井小吃街には地下鉄での移動が便利だと思います。
- 屋台なので、衛生的にちょっと・・・という人は、見てまわるだけでもおもしろいと思います。
- 私はここの屋台で食べても一度もあたったことはありませんが、そもそも中国の屋台はお水や油などであたったりすることはたまにあるので、ご自身でお店や食べ物は判断して食べてくださいね。
- 王府井小吃街は人通りが多いので、スリなどには注意をしてください。