北京 頤和園 / 颐和园 / Summer Palaceの観光情報
北京市北西部、中心から約15kmのところにある頤和園、私が大好きな場所の1つです。頤和園は世界遺産にも登録されています。
頤和園への行き方ですが、以前は北京市内から移動するのはバスやタクシーだったのですが、今は近くまで地下鉄が通っていますので、以前と比較すれば、行き方はだいぶん簡単になったと思います。
頤和園はかつての清朝の離宮で、西太后の離宮としても有名な場所です。現存する中では頤和園は中国最大規模の皇室庭園と言われています。英語名はサマーパレス Summer Palaceです。
頤和園は中国の四大名園の1つにもなっています。
ご参考までに中国四大名園は頤和園、蘇州の拙政園、留園、承徳の避暑山荘です。
これが人口の山⁉ 頤和園の「万寿山」
万里の長城を見た時も「よくこんな場所にこんなもの作ったなあ」ということを感じましたが、この頤和園を見たときも「え~!万寿山も昆明湖もすべて人工のもの!?」と感心しました。
頤和園を見下ろす絶景の見れる「佛香閣」
万寿山の中心部に建設された楼閣です。高さは41mの八角形の木造建築物です。
階段を上って、楼閣の上部にあがれます。
頤和園は広く、たくさん歩くため、運動靴の方が良いと思います。
頑張って上に登れば、四方を廊下に取り囲まれているので、ここから昆明湖が眼下に広がります。
景色がすごく良いので登る価値ありです。
頤和園 佛香閣のさらに上にある「衆香界」
衆香界は万寿山の北側の山の上に建てられています。佛香閣のさらに上側になります。
ギネス認定された世界一長い「頤和園の長廊」
万寿山の南端から昆明湖に沿うように長廊が長く続きます。
なんと全長728mとのことです。
1992年には世界一長い長廊としてギネス認定されています。
構造は日本のものともよく似た印象を受けるところもあります。
しかし内装の色使いやデザインは日本とはかなり異なり、中国を感じられます。
長廊の梁の上には絵も描かれています。
絵には歴史、文学、神話の内容などが書かれており、頤和園の中でも見どころの一つだと思います。
ぜひ絵など細部にも注目しながら歩いてください。
光緒帝を軟禁していた場所と言われている頤和園の「玉瀾堂」
光緒帝を軟禁していたと言われている建物です。
当時使っていた家具等も一部当時のまま展示されているとのことです。
頤和園の「楽寿堂」には西太后の宝座があるらしいです
堂の中には西太后の宝座があるとのことです。
食事をとる部屋や寝室などもあるようです。
昆明湖の船着き場が近くにあり、かの西太后もここから船に乗ったといわれています。
何気なくおいてあるのですが、精巧に作られています。
現在、内部は写真などが展示されています。
建物の前にも動物の像などが展示されています。
石のオブジェなどもおいてあります。
西太后が西洋風に再建した「清晏舫(石舫)」
俗称「石舫」、頤和園で唯一の西洋風建築です。
英仏連合軍侵略の際、上部の建物が破壊され、それを西太后が西洋風建築で再建し、「河清海晏」にちなんで清晏舫と名付けたとのことです。
比喩として、天下太平を意味し、絶対に覆らない石の船を作り、清朝の政権も覆らないという意味を込めているようです。
残念ながら現在は中に入っての見学はできないようです。
頤和園の昆明湖
頤和園の総面積は293ヘクタールのうち、湖と池で全体の4分の3を占めており、人工とは思えない大きさの湖です。
頤和園の昆明湖は杭州の西湖をモデルに作ったとされています。
眺めていても全体の大きさがわからないくらいの大きさです。
昆明湖には3つの大きな島もあり、また船も走っています。
この湖を維持するには、うまく水が入る口と出る口を作っているのだと思うとすごいなと思います。
昆明湖の観光船の写真です。
北京 頤和園の観光情報・入場料
北京 頤和園の交通アクセス
北京は地下鉄が整備されていますので、交通アクセスはわかりやすいと思います。
北京 頤和園の地図
北京 頤和園のワンポイントアドバイス
- 頤和園の園内はかなり広いので運動靴で行った方がよいと思います。
- 北京の夏場はかなり暑く、外を歩く時間が長いため、日除け対策として帽子や日傘などを持参した方がよいです。
- 頤和園の出口は自分がわかる場所から出た方が無難です。(私は適当な出口で出た結果、わけのわからない寂しいところに出てしまい、困りました)