天壇は世界遺産で見逃せない観光スポットです。
天壇は街の中心部にあり、地下鉄でアクセスできるので便利です。
天壇のガイドマップ
天壇は東口から入りました。
天壇ではまず祈年殿を見て、南へ移動し、皇穹宇、圜丘を見て、南門から出ました。
天壇では七十二長廊を歩き祈年殿に向かいました
天壇の入り口からしばらく長廊が続きます。
天壇は公園としても利用されているのでゆっくり読書をしている人や歌を歌っている人などもたくさんいました。
天壇の祈年殿が遠くに見えます。
天壇 祈年殿
天壇の祈年殿が近づいてきました。
祈年殿は1420年の建設で、1545年と1751年に改築されています。
1889年に落雷があり、数年後に再建されています。
また2008年の北京オリンピック前の2006年に修復がされています。
形状や色づかいがすごく中国らしいと思います。
祈年殿は皇帝が毎年旧暦の1月に豊作を祈った場所です。
円形の木造建築で釘などは使われていません。
大理石でできた3層の壇の上に建てられています。
空の青い色と建物の色がすごくマッチして、写真がすごく映えます!
祈年殿の高さは38.2m、直径は24.2mです。
青、黄、緑の3色は天、地、万物を表しています。
せっかく北京に行ったのであれば、天壇の祈年殿はぜひ見ていただけたらと思います。
祈年殿の屋根の部分のアップです。
ものすごく精巧な技術が集約されていると思います。
祈年殿の内部には4つの大きな柱があります。
この4つの柱は龍井柱と呼ばれ、春夏秋冬の4つの季節を表しています。
その周囲には12本の柱があり、1年の12ケ月を表し、さらにある12本の柱は12の時刻を表しています。
故宮にもありますが、この天壇も皇帝にまつわる場所のため、皇帝用の道があります。
大きな一枚の石の板に彫刻が彫られています。
何気なく置かれている調度品も興味深いです。
中国では古代から置物などの脚が3本になっているものが多いです。
3本の脚で支える鼎立の技術や文化もすごいと私は思います。
天壇の展示物など
建物内部にいろいろと展示がされていますので、そちらもぜひ見学してください。
天壇の歴史などの解説などがあります。
写真や模型なども使われているため、中国語がわからなくてもある程度理解できます。
天壇 皇穹宇
祈年殿からまっすぐ南に歩いてくると皇穹宇があります。
祈年殿を一層にして小さくしたような形です。
祈年殿からはかなり距離がありますが、まっすぐなので道は迷わないと思います。
人の流れについていけば問題ないと思います。
皇穹宇は明の時代の1530年に建設され、当初は「泰神殿」という名前でしたが、1538年に皇穹宇に改名されています。
その後、1752年に改修され、現在に至っています。
皇穹宇の大きさは高さ19.5メートル、直径15・6メートルです。
「回音石」と呼ばれる3つの石があり、1つ目の石の上で手をたたくと1回、2つ目だと2回、3つ目だと3回、音が返ってくるらしいです。
人が多いので正直よくわかりませんでした。
天壇 圜丘壇
圜丘壇は皇穹宇のさらに南側にあります。
祈年殿の建物がないようなイメージです。
圜丘壇は明や清の時代の皇帝が冬至にその年に起きたことを天に報告した場所です。
圜丘壇の最上段には中央の石の周囲に9個の石、その周囲には18個の石、一番外側にあたる9周目には81個の石と皇帝にちなんですべて9の倍数で作られています。
ちなみに階段も1層あがるのに9つの階段になっています。
中国では最大の陽数である9は皇帝の数字とされてきたからです。
天壇は世界遺産
天壇は1998 年に世界文化遺産として登録されています。
天壇の観光情報
天壇は公園として利用する人もいるので朝早くから夜まで開いています。
祈年殿、回音壁、圜丘の観覧は時間が限られていますので注意してください。
天壇の交通アクセス・行き方・地図
天壇公園は街の中心にあるため、交通の便は良いですが、地下鉄が無難です。
往路のバス
復路のバス
帰りは南出口からになります。
かなり歩いたので同じ距離をもう1回歩けば地下鉄の駅に戻れますが、それも大変なので、「天坛南门」のバス停から525路か958路に乗れば地下鉄の「天坛东门」駅近くに戻れます。「天坛体育场」で下車してください。
(方角を間違えないようにしてくださいね。)
南出口付近にタクシーも待っていますが、こういう観光地では、中には高い料金を言ってきたり、遠回りされるケースもありますのでご注意ください。
天壇公園周辺の地図
天壇の観光ワンポイントアドバイス
- 地下鉄で「天坛东门」で下車、東門から入場、南門から出場がスムーズです。
- 入園と観覧のセット券が便利です。
- チケットの販売時間に注意してください。(公園は夜も空いていますが、観覧はできません)
- かなり歩くので運動靴などが無難です。
- 夏は暑さ対策・日焼け対策、冬は防寒対策が必要です。
天壇の現地ツアー
効率よく観光ツアーでまわりたい方もいると思いますので現地ツアーのリンクもつけておきます。
北京は見どころが多すぎるので、天壇を含むツアーもありますし、含まないツアーもありますので
コースはよく見てくださいね。