天安門広場の南端にこの前門(正陽門)があります。
また前門大街は老北京の雰囲気を味わえる場所で、歩行者天国になっていて、食事やショッピングも楽しめるスポットになっています。
正陽門

前門と言われていますが、正式には正陽門という名前です。
天安門広場の南端に位置しています。
1988年に中国の全国重点文物保護単位にもなっています。

少し斜めからのショットです。
正陽門箭楼

正陽門箭楼は正陽門の南側にあり、防御のために弓矢を打つ目的で建築された建物です。
この日は冬の寒い日だったのですが、ものすごく天気がよく、北京の空が雲1つなく、真っ青でした。写真もものすごく映えます。

前門大街の歩行者天国側から少し遠めに正陽門箭楼を写してみました。

ななめ後ろ側からのショットです。
前門大街

正陽門箭楼の南側に南北の伸びる前門大街は地下鉄7号線の珠市口あたりまでの約1kmが歩行者天国になっています。

天安門広場に近いことや八達嶺長城行きのバス乗り場があることから、中国国内から多くの観光客が集まることもあり、観光客向けのレストランやお土産ものを売っているお店などがたくさんあります。
またマダムタッソー蠟人形館もあります。

通りには昔の北京の様子を表した銅像が置かれています。
この銅像を見て、ジャージャー麵が食べたくなる人も少なからずいるのではないでしょうか。

こちらはおなじみの冰糖葫芦ですね。おそらく昔はこんな売り方だったのですね。

ウインドショッピングだけでも楽しめるので、正陽門を見たあとは、前門大街を散策されることをおすすめします。
伝統的な商店が並ぶ「大柵欄」

「大柵欄」は前門大街から西側にのびる全長275mの商店街です。
1420年頃から500年以上の歴史があるそうです。
伝統的なお店が並び、「老北京」の雰囲気が味わえる場所です。
2005年頃の前門大街

写真を整理していたら、昔の前門の写真が出てきたので、紹介いたします。
これらは2005年9月頃の写真なのですが、この当時は正陽門箭楼の南側に伸びる前門大街は歩行者天国ではなく、普通の道路でした。

こんな感じで普通な道路で、両脇に商店などが並んでいました。

この当時はバスと自転車がたくさん走っていましたが、今は電動の自転車とレンタル自転車に代わってしまいましたね。懐かしい感じがします。
前門(正陽門)の観光情報
- 住所:北京市东城区前门大街甲2号
- 入場料:10元
- 開園時間:8:30~16:00
- 観光時間目安:1時間程度
前門の交通アクセス・行き方・地図
- 地下鉄(2号線)・・・前门(45m)(最寄駅)
- 地下鉄(1号線)・・・天安门东(851m)、天安门西(925m)
- 地下鉄(7号線)・・・珠市口(1.1km)
- バス 前门(248m)・・・2路、5路、8路、20路、22路、48路、59路、66路、67路、82路、93路、120路、599路、622路、北京夜景观光北线、北京夜景观光东线、北京夜景观光西线、观光1线、观光2线、快速公交1线、旅游公交1线、旅游公交2线、南苑机场大巴北京西站专线、南苑机场大巴公主坟专线、前门有轨电车、特11路、特4路、特7路、夜17路、夜18路、夜2路
- バス 前门东(340m)・・・8路、9路、20路、44路内环、44路外环、622路、特2路、夜17路、夜18路、夜5路
- バス 前门西(345m)・・・9路、22路、44路内环、44路外环、67路、332路、901路快车、901直达快车、北京站-北京西站接驳线、特2路、特4路、特7路、夜5路
前門の周辺地図
前門のワンポイントアドバイス

- 故宮も天安門広場を観光してしまった人には前門あたりの観光も良いと思います。老北京(古い北京)の雰囲気が残っています。
- 前門大街は歩行者天国になっていますので、ウインドショッピングなどには向いていると思います。