巴奴毛肚火鍋は河南省の省都の鄭州市/郑州市に本店を持つ中国の火鍋店です。
設立は2001年で河南省を中心に40数店舗を出していて、2018年に北京にも進出しています。
江蘇省の蘇州市や無錫市などにも店舗があります。
坚信”产品主义”一定会超越”服务主义”。(「産品主義」はかならず「サービス主義」を超える)
服务不是巴奴的特色,毛肚才是。(サービスは巴奴の特色ではない、「毛肚」こそが特色)
というブランドの考え方のようです。
巴奴毛肚火鍋の店構え
お店の入るところはこんな感じです。
赤と黄色を基調とした色使いになっています。
お店の中に入ったところです。
フルーツがおいてあるのはおもに生絞りジュース用だと思います。
カウンターはこんな感じでした。
ディスプレイには待っている人の番号が書かれています。
小卓(1~4人)は小さなテーブル、中卓(5~6人)は中くらいのテーブル、大卓(7人以上)は大きなテーブルでそれぞれ何番まで進んでいるかがわかるようになっています。
日本のレストランは座敷とか宴会場であればある程度の人数は入れますが、大人数のときはテーブルが分かれることがよくありますよね。
でも中国では割と多くの人数で食事をすることが日本よりも多いように思います。
このお店も中テーブルや大テーブルがそれなりの個数が良いされていました。
レジの後ろに赤唐辛子が並べられていました。
(お店のいろんな場所に赤唐辛子の瓶がおかれています)
この巴奴毛肚火鍋は唐辛子の辛い味の鍋もウリの1つになっています。
見るからに辛そうですよね。
巴奴毛肚火鍋のサービス
席を待つ間にレモン水は自由に飲めます。
最近、中国のいろんなお店ではこういうサービスを競い合っています。
料理を待つ間もスナックがサービス品として出されます。
巴奴毛肚火鍋の鍋底
日本の鍋で言えば「だし」にあたるのが火鍋の「鍋底」ですね。
左側の鍋底が「番茄辣」でトマトベースのピリ辛だしです。
右側の鍋底が「牛油辣」で読んで字のごとく、牛の油の辛いだしです。
真ん中の鍋底が「野山菌汤」でキノコのだしです。
この真ん中の「野山菌汤」が人気があるようです。
これ以外にも「骨汤」という辛くない白湯スープや「青椒辣」というピーマン・ししとう系のピリ辛スープも選べます。
巴奴毛肚火鍋の名物「毛肚」
これがこの巴奴毛肚火鍋の名物の「毛肚」です。
「毛肚」は日本語で言えば「センマイ」です。
つまり牛の第三胃にあたります。
「センマイ」は日本でも焼肉ではおなじみだし、ゆでてセンマイ刺しとしても食べられています。
独特のコリコリとした食感が特徴です。
巴奴毛肚火鍋の珍しい具材(黄喉・绣球菌)など
この具材は「黄喉」と言って、牛や豚の心臓まわりの大血管、大動脈です。
「喉」という字はありますが、のどには関係がありません。
こちらは「绣球菌」といってキノコの一種です。
日本では「ハナビラダケ」という種類にあたるようです。
これは「乌龙凉粉」と言って、あっさり味のゼリーみたいなものです。
辛い鍋などを食べるときに合わせて食べるとさっぱりしてマッチします。
「お口直し」効果ですね。
巴奴毛肚火鍋の調味料
この巴奴毛肚火鍋でも調味料はセルフになっています。
自分で好きなものが選べるのでちょっとうれしいですね。
「配牛有辣锅底小料」はだしに入れるものです。
それ以外は「たれ」として使うものです。
「糖」は砂糖、「熟芝麻」は白ごま、「花生砕」はピーナッツの砕いたもの、「干料碟」はスパイスのミックス系、「芝麻酱」はおなじみのゴマダレです。
「香油」はごま油系のタレ,「配青椒辣锅底小料」は「青椒辣锅底」のだしの調整に使うもの、「香辣酱」はごま油系の辛いタレ、「蒜泥」はニンニクのみじん切り、「蚝油」はオイスターソース、「菌王酱」はキノコ系のタレ、「生抽」はしょうゆ(塩分が強い)です。
また上段にあるスイカやきゅうりは食べ放題です。
巴奴毛肚火鍋の最後の締めは「巴奴拽面」
鍋の最後の締めは麺という人も多いと思います。
ここ巴奴毛肚火鍋でも「巴奴拽面」という面があって、注文をすると店員さんが目の前で引いて伸ばしてくれます。
最後は店員さんが鍋に入れてくれます。
なかなか歯ごたえのある麺でおいしいです。