武漢と言えば、小吃が有名ですが、中でも中国十大麺の熱乾麺は超有名です。
武漢名物の熱乾麺と湖北料理をご紹介します。
武漢名物の熱乾麺/热干面
街の路地にある小さなお店で食べた熱乾麺です。
よくある店先に小さなテーブルと簡単ないすが置かれているようなお店です。
熱乾麺は温かい汁なしの麺で醤油ベースのたれや油類などが入っています。
少し日本の油そばに近いと言えば、想像がつきやすいでしょうか。
味はものすごく濃いわけでもなく、油っこさも私は気になりませんでした。
確かに朝からでも食べようと思えば食べられる味です。
武漢は暑い場所として有名なのに、名物の麺料理は熱い麺なんですね。
これは湖北料理店で食べた熱乾麺です。
盛り付けもちょっとおしゃれな感じですね。
このお店でも見た目より味はあっさりしています。
きっとこのタレがミソなんだと思います。
酱油(しょうゆ)、塩、芝麻酱(ごまだれ)、香油、味精(うま味調味料)、辣椒油、香辣酱、醋(酢)などが入っているみたいです。
楚河漢街で湖北料理を食べてみました
湖北料理は中国語では「湖北菜 Húběi cài」と言ったり、昔の国や地域の名前を使って「鄂菜 É cài」「楚菜 Chǔ cài」と言ったりします。
1.昔から交通の要所のため、東西南北からいろいろな料理や味付けが入ってきた
2.湖北省内でも地域によって特徴が異なる
3.淡水湖や河川が多いため、淡水魚を使った料理が多くある
などがあげられます。
武漢の武昌地区の繁華街「楚河漢街」の「漢街」です。
人通りも多くにぎやかでいろんなお店があります。
俏立方という湖北料理のお店の看板を見て、おいしそうなので、入ってみました。
この看板の右側のメニューが湖北特色菜(湖北省の名物料理)です。
排骨藕湯・・・レンコンと豚肉のスペアリブ
左側のメニューは恩施特色菜(湖北省西南にある恩施土家族苗族自治州の名物料理)です。
この料理は「香烤松板肉」です。
ネーミングが松阪牛と似ているので混同するのですが、中国で言う松板肉は豚肉の首あたりの肉と脂が入り混じっている部位のお肉のことです。
冷めないようにずっと温かく食べられる工夫がうれしかったですね。
こちらは「农家小炒肉」です。
野菜たっぷりの炒め物です。
これは「恩施有机小土豆」です。
独特のスパイスがおいしかったです。
料理のもりつけもきれいですよね。
おしゃれな感じのお店で好印象でした。
飲み物は1リットル入りの「金桔柠檬」を注文しました。
交通の要所だけにいろんな地域の料理がミックスしている湖北料理、中国でも他の地域ではあまりないと思います。
湖北料理を食べられる機会があるならぜひ一度食べてみてください。