江南三大名楼、三国志ゆかりの地 武漢 黄鶴楼
長江は別格として、武漢で観光と言えばやっぱり黄鶴楼ですね。
必見の観光地と思います。
黄鶴楼は実際にすごく良かったです。
ただ私は夏に行ったのですごく暑かったです。
武漢の夏はすごい暑いことで有名な場所なので真夏は避けた方が良いと思います。
武漢は長江と漢江を境目に武昌地区(長江東岸)と漢口地区(長江西岸、漢江北岸)と漢陽(長江西岸、漢江南岸)の3つの地区に分かれています。
ホテルが長江西岸の漢口地区にありましたので、バスで長江の渡し船の乗り場に行き、小さな渡し船で黄鶴楼のある長江東岸の武昌地区に渡りました。
長江大橋の麓に着くので、そこからは徒歩で10分くらい軽い上りの道を歩きました。
道中は黄鶴楼に行く道は観光客が多く通ることもあり、いろんなお店がありました。
小吃街(屋台が集まった場所)や魚療(魚がいっぱいいる水の中に足を入れて、魚が足の角質を食べる療法)などもたくさんあり、楽しめます。
私も実際に魚療を楽しんでみました。
武漢 黄鶴楼
小高い丘の上に黄鶴楼はあります。
いかにも中国という雰囲気で、江南三大名楼の1つです。
元は三国時代の223年に呉の孫権によって軍事目的で小高い丘の上に建てられたとのこと、当時とほぼ同じ位置に再建されたようです。
(以前はもう少し長江の近くだったようです)
私は三国志好きなので、呉の武将たちが頭に浮かび、格別の思いがしました。
また李白をはじめとする歴代の有名な詩人たちの詩にも黄鶴楼は何度も詠まれています。
武漢 黄鶴楼の西門(チケット売り場)
西門と東門があり、私は西門から入りました。
敷地はかなり広くメインの楼閣以外にも見どころがたくさんあります。
西門の左側(上の写真の左下の部分)にチケット売り場があり、チケットを購入して階段を上がれば入り口です。
西門のところにガイドマップがありますので参考にしてください。
「中国の観光地あるある」なのですが、黄鶴楼も敷地は割と広めです。
よく地図を見て、目的や自分が通りたい道などルートを確かめながら歩く方がよいと思います。
勝像宝塔・”三楚一楼”大牌坊・”黄鶴帰来”
最初に目に入ったのが、勝像宝塔。
この塔も貴重なもののようです。
1343年に造られたものです。
日本語解説があれば良いですが、ありませんでした。
中国語か英語か韓国語の表記になっていました。
三楚の地域内で最も優れた塔であるという漢詩に詠まれたということを記念する「”三楚一楼”大牌坊」などがあります。
中国的な雰囲気が感じられます。
”黄鶴帰来”の銅像も楼閣の近くにあります。
鶴の銅像ですが、よく見ると下部には亀がいました。
鶴のアップ写真です。
長江も見渡せる黄鶴楼楼閣の上からの素晴らしい景色
階段ではありますが楼閣の上に登ることができます。
高さは51.4mです。
遠くまで見渡せるように小高い丘の上に建てられただけあって楼閣の上からの景色は最高でした。
長江大橋などもきれいに見えます。
遠くには雄大な長江も見ることができます。
長江に沿って、高いビルがたくさん建設されています。
東西南北それぞれの景色が見えます。
この写真は黄鶴楼の南側です。
黄鶴楼北東側の景色です。
武漢 黄鶴楼楼閣の内部
黄鶴楼の楼閣の1階です。
天井から釣り下がっていますがかなりの大きさです。
黄鶴楼の1階の入ったところに鶴と黄鶴楼がタイルに描かれています。
壁全体のような大きさでした。
「黄鶴楼記」と書かれています。
唐の時代の黄鶴楼
唐の時代の黄鶴楼の模型が展示されています。
この時代の黄鶴楼は高さが今よりも低いようです。
宋の時代の黄鶴楼
こちらは宋の時代の黄鶴楼の模型です。
唐の時代と比べて横幅なども広がって全体的に大きくなった感じがします。
清の時代の黄鶴楼
清代の黄鶴楼の模型です。
この時代まで来ると現在の黄鶴楼のようですね。
黄鶴楼と詩人
昔の様子がタイルに書かれています。
黄鶴楼にちなんだ詩と詩人の紹介がたくさんありました。
時代を超えて、これだけの詩人が黄鶴楼を詠んでいるんですね。
武漢 黄鶴楼の庭園
黄鶴楼の楼閣の上から見えていた釣り鐘です。
近くにいくと思っていたよりも大きかったです。
黄鶴楼の中には庭園があります。
この庭園ですが、けっこう広いです。
花も咲いていて、ごみなどもなく、手入れされているきれいな庭園です。
小さな滝もありました。
武漢 黄鶴楼の東門
かなり歩いてやっと東門に到着し、出ました。(こちらからも入場できます)
良かったけど、よく歩いたので足が疲れました。
武漢 黄鶴楼の観光情報(入場料金、開園時間など)
武漢 黄鶴楼の交通アクセス・行き方・地図
武漢 黄鶴楼のワンポイントアドバイス
- 黄楼楼の中は思ったより広いです。(なので足が疲れますので靴に注意しましょう)
- 黄楼楼は階段での昇り降りでした(お年寄りなど特別な方専用にエレベーターはありました)
- 私は長江の渡し船に乗りたかったので、そこから上りの道を10分ほど歩きましたが、途中もいろんな店があり、退屈はしなかったです。