中国にはいろいろな麺料理があります。
河南省も北部は小麦がよく採れますので、小麦を使った料理が多くあります。
この烩面は河南省名物の麺料理の1つです。
また「中国十大麺」の中の1つにあげられています。
河南省の鄭州の街にはたくさん烩面のお店があります
鄭州と言えば河南省の省都ですが、街を歩けば烩面などの麺料理のお店がたくさんあります。
こちらは鉄道の鄭州駅にあった烩面のお店の看板です。
このように河南省(鄭州)では街のいたるところで烩面を食べることができます。
烩面のお店の様子やメニュー
お店のメニューの一部です。
「老式烩面」が30/20/15元と書かれています。
このお店の場合、値段の違いはサイズ(大きさ)の違いです。
私は「烩面」と「紅柳烤肉」をオーダーしました。
厨房の様子が見えます。
右側が焼く前の「紅柳烤肉」で左側が「羊肉串」です。
「紅柳烤肉」の方が肉も大きく、ボリュームがあります。
もちろんその分値段も高いです。
写真左の人は「紅柳烤肉」などの串物を焼いています。
写真右の人は「烩面」を手で伸ばすような感じの動作をしていました。
烩面など実際の料理の様子
烩面はこんな感じです
「烩面」のできあがりの様子です。
スープは羊の肉や骨などを煮て作っています。
スープの色は薄い白色でかなりあっさりした味です。
スープの上にはパクチー(香菜)がのっています。
麺のアップの写真です。
刀削麵にも似た感じですが、薄さは割と均等で幅広の麺です。
見た感じは「きしめん」や「ほうとう」に近い感じですね。
なかなかこの麺、コシがあっておいしいです。
麺以外にも海藻を細く切ったもの(海带丝)や豆腐類を細く切ったもの(豆腐丝)やイモ類のデンプンから作る麺状の粉条などが入っています。
麺の上にのっているのはこの牛肉です。
中国では麺の上にはこの牛肉がのっていることが多いです。
あまり味がないので私はこの牛肉は好きではありません。
烩面のお店に置かれていた調味料
調味料は黒酢と塩とラー油です。
薄味のスープを最後に調味料を使って自分の好みに合わせていきます。
中国の現地の人は黒酢が好きな人が多く、麺のスープにも黒酢を入れる人が多くいます。
辛いものが得意な人はさらにラー油をたくさん入れます。
焼きあがった「紅柳烤肉」
これが焼きあがった紅柳烤肉です。
肉は羊肉です。
軽く唐辛子とごまがかけられています。
一本一本がボリュームがありました。
「中国十大麺」の1つ「刀削面」はこちらへ