中国の麺料理はいろんな料理があり、いろんな作り方があります。
この餄餎麺/饸饹面もユニークな作り方で有名です。
小麦の生地を器具に入れて、まるでところてんのように押し出して麺を作ります。
中国語の発音は饸饹面 hélemiànです。
合饹面と書かれることもあります。
河南省の鄭州の街には餄餎麺/饸饹面のお店がたくさんあります
河南省の鄭州の街を歩いていると、餄餎麺/饸饹面のお店が目に入りました。
餄餎麺/饸饹面は食べたことがなかったので、一度食べてみたいと思って、お店に入ってみました。
餄餎麺/饸饹面のお店の様子やメニュー
お店のメニューの一部です。
日本のお店は外国人がよくびっくりするリアルな食品サンプルやカラーの写真がたくさん入ったメニューを使うお店が多いですが、中国では小さな食堂はまだ漢字のメニューも少なからずあります。
「餄餎麺/饸饹面」は12元からでした。
以前の中国の価格からすると今の中国はかなり値段があがったと思います。
それでも日本と比べれば食べ物はまだまだ安いのでお得感がありますね。
餄餎麺/饸饹面の実際の料理の写真
餄餎麺/饸饹面はこんな感じでした
「餄餎麺/饸饹面」のできあがりの様子です。
スープは羊の肉や骨がベースだと思います。
それにラー油みたいなものが少し入っていて、麺の上にねぎとパクチーと肉がのっていました。
麺のアップをとってみました。
まるくてつるつるする麺で、コシもしっかりあって、けっこうおいしかったです。
ラーメンと比べるともう少し太い感じです。
でもうどんよりは細い感じ。
私はラーメンを食べるときもよく太い麺を注文するんですが、「餄餎麺/饸饹面」ならいちいち太い麺を注文しなくてもデフォルトが太いので太い麺好きの人には向いていると思います。
餄餎麺/饸饹面のベースのスープ
お店の厨房にはスープのベースが入った大きな鍋がありました。
毎日少し減ったら、肉や骨などを足していくんだと思います。
餄餎麺/饸饹面のお店に置かれていた調味料
調味料は毎度おなじみのトリオですが、黒酢と塩とラー油です。
調味料で自分好みの味のスープに仕上げます。
餄餎麺/饸饹面の歴史
お店の壁に餄餎麺/饸饹面の簡単な紹介が書かれていました。
餄餎麺/饸饹面は昔は「河漏」や「活絡」と書かれた時もあったようです。
中国の北部または西北地域では古くから麺料理がさかんで、1400年前には牛の角に6~7個ほどの穴を開け、角の中に小麦粉を入れ、熱湯に絞り出すような食べ方をしていたやに書かれています。