大連で日帰りの観光地として旅順に行かれる方も多いのではないでしょうか。
旅順には二百三高地など歴史的に有名な場所がたくさんあります。
大連市内から地下鉄の乗り換えで旅順に行く方法をご紹介します。
旅順に行く行程の全体イメージ
目的地の旅順は赤の四角で囲んだところです。
「旅順」までは以下の3つの行程となります。
(1号線沿いにいる場合はSTEP1は必要ありません)
STEP2:1号線で「河口」駅まで行き、12号線に乗り換え
STEP3:12号線で「旅順」駅まで行き、下車
この記事では2号線にいる前提ですべてのSTEPを解説していきます。
大連の地下鉄の基本的な乗り方を知りたい方は
STEP1:2号線で「西安路」駅まで行き、1号線に乗り換え
地下鉄の切符を購入
まずは地下鉄の駅の自動販売機で切符の購入です。
ここでは2号線の「一二九街」にいる想定として説明します。
まずいつもの画面の一番下の部分から「12号線」を選びます。
するとこんな12号線だけの画面になります。
目的地は「旅順」なので、「旅順」を選びます。
「一二九街」から「旅順」までの場合は9元でした。
お金を入れて切符を購入します。
2号線で「西安路」駅まで移動
「西安路」駅まで2号線で移動します。
「西安路」駅は乗り換え駅なので多くの人が乗り降りします。
ホームを見ると「1号線」の緑色の案内板が見えますので、そちらの方向に行きます。
2号線から1号線に乗り換えるにはエスカレーターか階段で上のホームに上がります。
案内板がありますので迷わないと思います。
「西安路」駅の1号線のホームにつきました。
1号線は緑色が目印です。(2号線は青色、12号線は紫色です)
STEP2:1号線で河口駅まで行き、12号線に乗り換え
1号線で終点の「河口」駅まで行きますので、「河口方向」のホームの電車に乗ります。
(参考までに「姚家方向」に乗れば、新幹線でよく利用する大連北駅に行けます)
「西安路」駅から「河口」駅までは9駅で、百度地図では乗車時間は約26分となっていました。
1号線の「河口」駅に到着です。
降りたホームを見ると紫色の「12号線」の矢印があります。
ホームをよく見ると片側が1号線、もう片側が12号線になっています。
(写真の左側が1号線、右側が12号線の電車)
超簡単な乗り換えでした!
同じホームの向かいの電車に乗ればよいのです。
たしかに12号線側のホーム案内を見たら、紫色の「河口」駅になっていました。
1号線の電車が着いたときにすでに12号線のホームに電車が待っている場合もありますし、電車が来ていないときは、しばらくすると12号線のホームに電車が来ます。
12号線のホームに来た電車は始発駅のために、来てからしばらく乗客を待ちます。
12号線の電車に乗車し、発進を待ちます。
STEP3:12号線で「旅順」駅へ
12号線の「河口」駅から「旅順」駅まで5駅です。
百度地図では41分、28.2kmとなっていました。
「中国あるある」ですが、地下鉄の郊外路線は地上を走っていて、1駅の距離もすごく長いことがよくあります。
なので、1駅×3分みたいな単純計算をすると失敗をすることがあります。
大連の地下鉄12号線の路線図(地図)
地図バージョンの12号線の路線図です。
半島の端の部分を走るので、くねくねと曲がっています。
途中にトンネルも多くあります。
1駅の距離も等間隔ではなく、すごく長いところもあります。
なるほど確かに41分くらいかかるよねという距離に見えてきました。
12号線「河口」駅~「旅順」駅までの間
「河口」駅を出発するとすぐに地上に上がります。
途中で「老座山水庫」があり、山あり・水ありで良い景色に見えます。
途中の駅も地上の高架駅になっています。
塔河湾あたりでは海が見えてきます。
いかにも大連という感じで、遼東半島の南端を走っている感じがします。
このあたりも港になっている感じです。
ようやく旅順駅に到着です。
市内の「一二九街」から「旅順」まで地下鉄だけの時間で約1時間15分くらいでした。
1番出口を出るとすぐにタクシー乗り場があります。
旅順は極めて観光やタクシーの呼び込みが多いのですが、私は呼び込みには良い印象はないので、タクシーに乗る場合は、必ずタクシー乗り場から乗ります。
2番出口を出たところから見た旅順駅の外観です。
2番出口を出たところはバスターミナルになっています。
地下鉄での移動は時間が計算できますし、外国人にとってもハードルが低いです。
大連市内から片道約1時間30分の旅順への小旅行をぜひ楽しんでもらえたらと思います。