春餅の由来・歴史
春餅はもともと北京や東北地方などの北方で立春の時に食べる食べ物だったようです。
今では一年を通じて食べられますし、春餅の専門店もあります。
北京ダックの皮のような小麦粉でできた薄皮で肉や野菜やたまごなど、いろいろな中華料理を包んで食べます。
一部の地域ではセロリとネギの入った春餅を食べると、一生懸命に働いて、長生きし、ビジネスを発展させることができるなどの言い伝えもあるようです。
春餅の皮
春餅をオーダーするときには、小麦粉でできた皮もオーダーします。
普通の白い皮(写真の一番上の皮)のものが基本の皮です。
北京ダックを包む皮よりもひとまわり大きなサイズです。
その白い皮の下をよく見ると、緑色の皮やオレンジ色の皮がありますよね。
ほうれん草やかぼちゃなど野菜を使った色のついた皮も春餅専門店ではだいたいあると思います。
色付きの皮はこんな感じです。
皮の種類と枚数を決めて、オーダーします。
色付きの皮は白い皮と少し値段が違うことが多いので値段や枚数はよく見て注文してくださいね。
いろんな色があるので見ていても楽しいですよね。
野菜が入っていると思うとビタミンもありそうなので、いつもいろんな色を頼んでしまいます。
春餅で巻く料理(春餅の具)
春餅のお店では料理のメニューから好きな料理をオーダーします。
つまり春餅で巻く料理ですね。
この写真は豚肉とニンニクの芽の炒め物「蒜苔肉絲」です。
これがなかなかおいしいです。
こちらは豚肉ともやしを炒めたものですね。
そのまま食べてもよし、春餅の皮で巻いて食べてもよしです。
これはたまごとニラの炒め物「韭菜鸡蛋」です。
どこにでもあるポピュラーで単純な料理ですが、私はたまご好きなので大好きです。
中華料理は一皿の量が多いので、好きな料理をお腹いっぱい食べられるところがたまりません。
こちらは「松仁玉米」です。
松の実とトウモロコシなどを炒めた有名な料理です。
たまご焼きともやし炒めを合わせたような料理です。
一品でたまごも野菜も入っているので、春餅で巻くにはとても適した料理ですね。
これは麻婆豆腐のようですが、辛くなく、みそ系の味で食べやすい豆腐です。
こんなものも包んで食べられます。
これは豚肉の天ぷらみたいな感じです。
骨のない豚肉をわりと厚めの衣でカリっとあげています。
塩コショウみたいだけど中国味の調味料をつけて食べます。
こんな風になんでも好きな料理を頼むことができます。
春餅の巻き方・食べ方
春餅の皮に自分の食べたい料理をのせます。
料理はそのまま食べてもおいしい味付けになっているので、特別なタレみたいなものはついていません。
春餅の皮で料理を好きに巻きます。
自分が食べやすいように巻けばよいと思います。
いろんな料理をちょっとずつのせてもいいですし、好きな料理だけをのせてもいいです。
手巻き寿司パーティーみたいな感じなので、楽しめると思います。
私は見栄えよりも食べやすさ優先なので俵型に巻くことが多いです。
本やネットでは手巻き寿司風に巻いている人も多くいらっしゃいます。
これはほうれん草で作った緑色の皮ですね。
いろんな料理をいろんな皮で好きに包んで食べる「春餅」、なかなか楽しいので、食べたことがない方は一度食べてみてはいかがでしょうか?