ハルビンの中央大街はロシアの趣きがあります
ハルビンの街の中心部に中央大街はあります。
南北にまっすぐの道で中央大街の全長は約1,450mあります。
他の中国都市とは異なり、ハルビンはロシアに近いこともあり、ヨーロッパというかロシアの趣きが感じられる都市です。
中央大街は歩行者天国になっていますので、自分のペースでゆっくりと歩くことができます。
道路の周辺に建っている建物もどことなくヨーロッパ調なものも多くあります。
道路もヨーロッパの石畳のような感じになっています。
アジアで最大の石畳の通りだそうです。
ハルビンはもちろん中国なのですが、国境近くの街として文化が混じり合っていると感じられることが多くあり、ロシアに行ったことがない私にとっては興味深かったです。
ハルビンの名物(ハルビンビールやロシアのお店)
中国でビールと言えば、青島の青島ビールも有名ですが、ここハルビンのビールもすごく有名です。
ハルビンでなくとも中国のスーパーではハルビンのビールは買うことができるぐらい有名です。
日本人からすると、ビールの値段がすごく安いです。
価格的にはコーラーなどのジュース類と同じくらいでビールを飲むことができます。
パンやお菓子を売っているお店なんかもあります。
1906年って100年以上昔なので、なかなかの老舗ですね。
ロシアの手工芸品なんかを売る店やロシア料理のレストランもハルビンには多くあります。
ハルビンのロシア建築
ハルビンの中央大通りには多くのロシア建築物があります。
このビルも見た目にヨーロッパ調ですし、建物の角を利用して、まるいバルコニーがあります。
建物の形やデザイン、色づかいなど、中国風とはかなり異なる感じの建物が残されています。
よく見ると建物に1922と書かれています。
今から約100年前に建築された建物ですね。
私には黄色のビルが印象的でした。
ビルの作りもどこかロシアの宮殿を想像させるような雰囲気があります。
この中央大通りではヨーロッパ調の建築物が非常にたくさん見られますので、ぜひ1つ1つの建築物に足を止めて、じっくり見てほしい場所です。
ロシア料理店や中華料理店などのレストランも多り、ショッピングも楽しめるので、観光にはおすすめの場所の1つです。
中央大街の北の端には松花江防洪記念塔があります
中央大街の北端に松花江防洪記念塔があるのですが、地下の通路で道路の向こう側に行きます。
松花江防洪記念塔が遠くに見えてきました。
この周辺は哈爾浜市斯大林公園(ハルビン市のスターリン公園)と呼ばれる公園になっています。
松花江防洪記念塔の全景です。
この塔の北側にすぐに松花江という大きな川があるのですが、1957年に松花江が氾濫し、大洪水でハルビンの街に被害を与えたことを記憶を留めるために1958年に建設されました。
松花江防洪記念塔のすぐ北側にある松花江です。
アムール川の最大の支流です。
中国と北朝鮮の国境にある長白山に源流があり、吉林省を経て、黒龍江省を通り、アムール川に合流します。
中央大街のライトアップ
中央大街は夜はライトアップされて、きれいです。
季節によってはトンネル状のライトアップがされていることがあります。
なんか楽しい感じがして、私はこういう演出はけっこう好きですね。
ハルビンの中央大街の交通アクセス・行き方・地図
ハルビンの中央大街のワンポイントアドバイス
- 街の雰囲気やヨーロッパ調の建物をじっくり見ながら散策してください。
- 時間があるならロシア料理やロシアの手芸品なんかのショッピングも楽しいと思います。
- 冬はものすごく寒いので、寒さ対策をお忘れなく。