故宮の北西、景山公園の西側にある北海公園を紹介します。
北京 北海公園とは
北海公園はかつての御苑で歴史は古く約1,000年前に作られています。
1925年から公園として開放されています。
昔風で情緒のある北海公園のマップです。
北海公園の南側に白塔などがあり、中央が広く北海になっています。
北海公園の北門近くにも九龍壁などの建築物があります。
北海公園全体の広さは約68ヘクタールと広大な公園になっています。
北海公園の中を歩いていても日本の公園とは全然異なる広さを実感できます。
北京は内陸にあるので当然海はありません。
北海という名前になっていますが、実際はとても大きな池です。
北海公園全体の半分以上を池が占めています。
あまり雨の降らない北京では北海公園を見ていると心が落ち着きます
北京は雨があまり降りません。
大陸の内陸部にあるため、東京や大阪と比べると湿度は低いです。
だから北京でたくさんの水がある風景を見ると心が落ち着くのかもしれません。
頤和園の昆明湖も北海公園の北海もそういうことが関係しているかもしれませんね。
私は実際北海公園や頤和園はゆっくりでき、風景を眺めていると落ち着きます。
この景色だけを見ていたら、江南地方のどこかの街にいるのかなという感覚になりますね。
円く北海に飛び出している建物がありました。
入り口付近ですが、中国らしい建物ですね。
通路もまるくなっていて、アルファベットのUの字をひっくり返したような形になっています。
反対側も同じような感じですね。
北京 北海公園の白塔
琼华岛にある白塔はチベット式の仏塔です。
この塔の前に永安寺というチベット仏教のお寺があります。
白塔は北海公園のシンボル的な存在ですね。
白塔を見れば、自分がだいたいどの位置にいるのかもわかります。
北京 北海公園の遊覧船(渡し船)
白塔のある琼华岛と公園の北部の間に15分に1本くらいの間隔で遊覧船(渡し船)が出ています。
有料ですが、安いです。
この北海ですが、夏にはボートが、冬にはスケートが楽しめます。
南門付近にも北門付近にもボート乗り場があります。
北京 北海公園の九龍壁
中国には九龍壁が3ケ所しかありません。
残りの2つは北京の故宮、大同にあります。
北海公園の九龍壁が一番美しいと言われており、見る価値があると思います。
北海公園の九龍壁の左側の写真です。
次に北海公園の九龍壁の中央部です。
両面に龍が描かれている九龍壁はこの北海公園の九龍壁だけです。
北海公園の九龍壁の右側の写真です。
北海公園の九龍壁は清の時代に作られたもので、西暦で言えば1756年の製作です。
中央の青い龍のアップの写真です。
北京 北海公園の観光情報
昔の御苑で見どころもあるので気候の良い季節に中国の公園でゆっくりという感じです。
小さなお子さんがいらっしゃるとか、お弁当を持ってピクニック感覚でという感じもありですね。
観光で見どころや九龍壁をさっと見ることもできますが、公園内はすごく広いので、ある程度時間はかかってしまいます。
北京 北海公園の交通アクセス・行き方・地図
地下鉄とバスのアクセスがありますが、どのアクセスで来たかによって、入る門が南門(前門)か北門(後門)が決まってしまいますので、注意してください。
参考までに、九龍壁は北門よりに、白塔は南門よりにあります。
北京 北海公園 地下鉄でのアクセス
地下鉄の場合は北海北駅で下車して、北門から入ります。
北京の地下鉄の乗り方はこちらの記事が参考になると思います。
北京 北海公園 バスでのアクセス
公園の南側から入るか、北側から入るかでバスが分かれます。
バス路線の調べ方はこちらの記事が参考になると思います。
北京 北海公園の地図
北京 北海公園の観光ワンポイントアドバイス
- 交通アクセスによって入る門が変わります。
- 15分に1本くらいで船が出ていますので、乗車すれば移動も楽、かつ観光にもなるかと思います。