獅子林を含む蘇州の庭園は世界遺産
蘇州には江南式庭園がたくさんあり、そのうち獅子林を含む9つの庭園がユネスコの世界遺産(世界文化遺産)に登録されていて、蘇州で人気の観光スポットとなっています。
世界遺産に登録されている蘇州の9つの庭園とは留園、拙政園、獅子林、網師園、滄浪亭、環秀山荘、耦園、芸圃、退恩園です。
獅子林の由来
獅子林の由来は西暦1342年に臨済宗の天如禅師が蘇州に建立した菩提正宗寺の花園として建設されました。
獅子林という名前は假山が獅子に似ていたことから名付けられたようです。
獅子林の建物内
獅子林の建物内の写真です。
いかにも中国という感じです。
建物の説明は中国語と英語でした。
獅子林の調度品など
椅子や机なども昔の中国のもので興味深いです。
日本は昔は畳の文化だったので、中国は昔から椅子や机だったのでこのような感じだったんだなと思いました。
調度品もいろいろと飾られています。
模様などをよく見るとすごく細かくて精巧にできています。
花とフルーツが飾られていたので写真を撮ってみました。
獅子林の回廊など
建物の周囲はこのような回廊になっています。
屋根もありますので雨でもぬれずに部屋の中を通ることなく建物間の移動ができます。
中庭に竹がありましたので、撮影してみました。
通路や窓などの1つ1つの形にも凝って作られているのがおもしろいですね。
中国庭園ではよく見てみると微妙なデザインの違いがあって興味深いです。
獅子林の喫茶店
獅子林の建物の中に喫茶店の案内がありました。
上にあがっていくようです。
外から見て納得しました。
二階に喫茶店があったんですね。
よく見たら、お茶の案内も出ていました。
獅子林の庭園
獅子林の奇岩(太湖石)
獅子林の庭園に出てみました。
この部分はトンネルのようになっています。
本当にたくさんの奇岩があります。
無数の穴の空いた変わった石は太湖石と呼ばれています。
この変わった石は太湖で取れるのですが、観賞用として当時は重宝されていて、昔の人はこれらの石を集めて、自分の庭園に飾ったようです。
太湖は蘇州の近くにある中国で三番目に大きい湖です。
太湖の大きさは琵琶湖の3.6倍なので、とてつもなく大きな湖です。
石林の庭園の中央にある池
この獅子林の広さは約11,000㎡もあります。
その大半が庭園になっていて、庭園は多くの太湖石で埋め尽くされています。
獅子林は人気の観光名所なので、写真の通り、非常に多くの観光客で埋め尽くされていました。
庭園の池はいろんな角度から眺められるようになっています。
獅子林の池の小舟
池を見ていたら、係員らしき人が小舟に乗ってきました。
どうも池の清掃をしているようでした。
なかなかのバランスですね。
私ならすぐにひっくり返ってしまいそうです。
獅子林の池のそばで絵を描いている人
池のそばで絵を描いている人も数人いました。
確かにこの庭園は中国情緒があって、絵になる景色だと思います。
獅子林の石橋や滝
庭園内には池もあり、石橋などもあります。
小さな山もあり、小さな滝も作られています。
庭園の中に自然に風景を再現しているところが多くあります。
蘇州 獅子林の観光情報
蘇州 獅子林の行き方
電車での獅子林の行き方
軌道交通からは少し距離があり「北寺塔」駅からは約18分くらいかかります。
バスでの獅子林の行き方
バス停はバツグンに近いので、バスを乗りこなせる人はバスがよいと思います。
蘇州 獅子林の地図
蘇州 獅子林のワンポイントアドバイス
- 近くに拙政園があるので、セットで見学するのも手
- 庭園に趣きを感じる人向き
- 庭園の歴史や特徴をガイドブックなどで調べてから行ったら見方が変わると思います。
- 庭園に趣きを感じない人には、蘇州の他の庭園とよく似ているので、多く庭園をまわれば、もう庭園は十分と思うかもしれません。