武漢の街の真ん中には長江が流れています。
ここでは「③渡し船(水上バス)を使う」について紹介します。
漢口集家嘴のフェリーターミナルの場所
漢口の長江沿いのホテルに宿泊していたのですが、黄鶴楼に観光に行こうと思い、おなじみの百度地図アプリ(百度マップ)で行き方を調べてみました。
すると、
バス→バス、バス→地下鉄→バス(または徒歩)、バス→船→徒歩
というバリエーションが出てきました。
よく見るとバスは非効率で時間がかかるし、地下鉄は景色が見えないし、どうせ乗り換えなら、船もありだなと思い、船で行ってみることにしました。
漢口集家嘴のフェリーターミナルの場所
長江の渡し船は漢口側は数か所から出ています。
私は「漢口集家嘴」というところから乗りました。
地図ではこのあたりです。
ちょうど漢江(漢水)と長江が合流するところにあります。
沿江大道の近い停留所でバスを降りると、沿江大道沿いに「轮渡集家嘴码头(渡し船「集家嘴」フェリーターミナル)」と書かれていましたので、そこを入ると河原に出ます。
看板には汉阳门(漢陽門),戸部巷,黄鶴楼の記載もあるので参考にしてください。
漢口集家嘴の渡し船ターミナル(轮渡集家嘴码头)
入り口の右側に河原に沿って道が続いています。
確かに遠くに小さな船乗り場のような場所も見えます。
船乗り場の部分だけの写真です。
余談ですが、夏に武漢に行ったので、噂通りすごく暑かったです。
漢江の晴川橋
漢江にかかる晴川橋です。
後ろに見える塔は漢陽地区の亀山にあるテレビ塔です。
漢江はまたの名前を漢水と言い、長江の最大の支流です。
漢江の長さは1,532km、流域面積は約17万㎢です。
水源は陝西省で東方向に流れ、この武漢の集家嘴のフェリーターミナルのところで、長江と合流しています。
このあたりの漢江の水面はこんな感じです。
川幅もそんなには大きくはありません。
漢口集家嘴の渡し船ターミナルの乗降口
ちょうど船が着いたところだったみたいで、船を降りた人が歩いてきます。
この桟橋を渡った左側に小さなチケット売り場がありますので、そこでチケットを買います。
確か2元(1元=16円の場合、32円)だったと思います。
7:00~18:40までを約20分間隔に1本ぐらいのペースで船があります。
長江の渡し船に乗り、長江を渡る
私が乗船をした渡し船はこんな感じです。
割と小さな感じですが高速っぽいです。
長江の渡し船の内部
乗船した内部です。
私はかなり前の方に座りました。
中央に見えている向こう側は操縦室です。
船の窓から漢江を見たところです。
かなり水面が近く感じます。
長江の渡し船から見る景色
船が出航しました。
漢口集家嘴のフェリーターミナルがだんだん遠くになります。
長江の対岸の武昌側が見えます。
長江沿いに高層ビルが建築されています。
対岸まではかなり川幅があり、これぞ長江という感じがします。
漢江から長江に出たあとはかなりスピードがあがってきました。
上下もするのでより川の水面が近づきます。
武昌側のビルのアップです。
あのビル群で働いたり住んでいたりすると毎日長江が見られそうですね。
10分くらいで武昌側に到着しました。
私が到着をしたのは「武昌漢陽路」というフェリーターミナルです。
武昌側には「武昌中華路」「武昌黄鶴楼」「武昌漢陽路」という3つのフェリーターミナルが武漢長江大橋の北側に集まっています。
地図ではこのあたりになります。
このフェリーターミナルからであれば、小吃で有名な戸部巷も武漢を代表する観光名所の「黄鶴楼」も徒歩圏内です。
武昌漢陽路のフェリーターミナルと長江大橋
渡し船を前から見るとこんな感じですね。
武漢長江大橋
武昌漢陽路のフェリーターミナルは武漢長江大橋のすぐ近くにあります。
この写真では左側が武昌、右側が漢陽で、この武漢長江大橋で結ばれています。
この武漢長江大橋は全長1,670m、幅22.5mの二層桁橋で鉄道と道路の併用橋です。
この武漢長江大話は中華人民共和国設立後、当時のソ連の技術協力で建設されたとのことです。
上段を自動車と歩行者、下段は鉄道となっています。
武漢長江大橋あたりの長江です。
少し土の色のような感じですね。
漢口武漢関埠頭の渡し船乗り場
漢口武漢関埠頭からも渡し船が出ていますので、場所をご紹介します。
ここから出発した場合、「武昌中華路」のフェリーターミナルに到着します。
6:30~20:00の間に20~30分おきに1本の割合で出ています。
料金は片道1.5元(1元=16円の場合、24円)