中国の主食について紹介します。
中国の北方は小麦中心、南方はお米中心
中国は非常に大きな国ですので、場所によって収穫できる農作物も大きく変わります。
中国の北方は小麦が多く採れますので、小麦で作った主食が主流です。
中国の南方はお米が多く採れますので、お米で作った主食が主流です。
中国の主食
油条
中国の北方の朝ごはんによくある組み合わせが「油条と豆浆(豆乳)」です。
油条は揚げパンみたいなものなのですが、揚げたての油条はなかなかおいしいです。
この写真の左上にあるのは豆乳です。
よく油条を豆乳につけて食べます。
中国の麺類(ラーメンなど)
麺類も主食です。
スープのある麺もあれば、スープのない麺もあります。
また炒面と言われる炒めた麺も主食となります。
日本でよくあるラーメンは麺類の1つの種類です。
中国のラーメンは比較的あっさりしたものが多いので食べやすいです。
ラーメンは中国語で書くと「拉面」で「拉」は引くという意味です。
ラーメンの麺は中国では手で引いて、1本を2本に、2本を4本に、4本を8本に・・・という感じで作っていきます。
麺は作り方によって、いろいろな麺の種類があり、おもしろいです。
小麦粉のかたまりを刀で削る「刀削面」、きしめんやほうとうに似ている「烩面」などはこちらの記事でくわしく紹介しています。
餃子
中国では餃子も主食です。
中国では水餃子が比較的多いのですが、ゆであげているので、さっぱりしていて食事の最後に主食として食べてもすごくおいしいです。
中国の有名な餃子店(大清花餃子、老蔡記)は以下の記事でくわしく紹介しています。
炒飯や白ご飯やお粥などのご飯類
炒飯も主食です。
中国の炒飯はいろんな種類がありますが、あっさりしたものも多くあります。
炒飯にはだいたいスープがついてきます。
ラーメン・炒飯・餃子のセットは中国では主食×主食×主食
日本ではラーメン屋さんなどで炒飯と餃子のセットメニューは人気があり、たくさんありますが、中国の人から見れば、ラーメンも炒飯も餃子も3つとも全部主食なので、最初は少しびっくりするようです。
日本のラーメンはすごくおいしいですよね。
中国系の人に日本のラーメン屋さんを案内すると必ずと言ってよいほど「すごくおいしい」と満足してもらえます。
朝ごはんに食べられることが多いのですが、お粥も中国では人気です。
お粥屋さんも街の中にありますし、朝はお粥の屋台もよくでます。
いろんな種類やいろんなトッピングがあります。
白ご飯ももちろんあります。
定食などによくついています。
中国語では「白米饭 báimǐfàn」と言います。
私は四川料理など味の濃い料理のときには白ご飯を食べます。
四川料理に炒飯とか味の濃い主食を選ぶと、四川料理が味が濃いので少ししんどいときがあります。
白ご飯だと四川料理を白ご飯の上に乗せて一緒に食べるとすごくおいしくいただけます。
饅頭
「馒头 mántou」と呼ばれる蒸しパンも主食の1つです。
「馒头」を日本の漢字で書くと「饅頭」なので「おまんじゅう」と思われるかもしれませんが、中に具の入っているものもありますし、中に具が入っていないものもたくさんあります。
また甘いものもありますが、必ずしも和菓子のように甘いものでもありません。
ホテルの朝ごはんなどではいろんな蒸し物があり、楽しいです。
味や中の具、色や形などもいろんなものがあります。
餅
小麦を使って、ピザ生地のように焼いた「饼 bǐng」も中国の北方や西方でよく食べられます。
「葱油饼 cōngyóubǐng」は有名でレストランや屋台でもよくあります。