ご存知の通り、中国ではGoogle Mapが使えません。
中国では百度地図を私は使っています。
大体の使い方はGoogle Mapと同じですので、感覚的にはすぐに使えると思います。
もちろん地図アプリとして自分が今いる場所の確認などもできますが、今回は基本的な行先の検索についてご紹介いたします。
ただし中国語なので、多少中国語がわからないと難しいかもしれません。
百度地図アプリのインストール
まず携帯電話に百度地図アプリをインストールします。
私の場合はiphoneなので、App Storeから百度地図アプリをインストールしました。
(Androidの場合はGoogle Playから百度地図アプリをインストールしてください)
百度関連のアプリはいろいろあるので、間違わずに「百度地图」を選んでください。
百度地図アプリの起動
インストールが終わるとこのアイコンができますのでクリックして百度地図アプリを起動します。
百度地図アプリで場所の検索
百度地図アプリのこの赤枠のところに行きたい場所を入れるとその場所の地図が出てきます。
ここでは行先として「长富宫饭店」と入れてみました。
中国語(簡体字)が入力できない場合は日本語の漢字で入力すればよいです。
百度地図アプリは簡体字しか反応しないわけではありません。
「長富宮飯店」と日本語の漢字で入れても検索されます。
そうすると行先がこのように表示されます。
百度地図アプリ「到这去(ここに行く)」をクリックし起点を入れる
百度地図アプリで「到这去(ここに行く)」をクリックするとどこからという起点を入れる画面となり、「我的位置(今自分がいるところ)」や場所の名前を入れます。
ここでは起点として北京首都空港を入れました。
百度地図アプリではいろんな検索結果が出ます
タクシーで行く場合やバス、地下鉄などの公共交通機関で行く場合、自分で車を運転していく場合、歩いていく場合など、さまざまなパターンでの検索結果が表示されます。
公共交通機関で行く場合は乗り換えや時間なども考慮して複数パターンの結果が表示されます。
「用车(車で行く)」はタクシーなどで行く場合
出租车というのがタクシーです。おおよその金額も表示されます。
赤色や黄色の部分は渋滞状況を表しています。
「公共(公共交通機関で行く)」は地下鉄やバスなどで行く場合
百度地図アプリでも日本のアプリと同じくいくつかのパターンが出ます。
時間が早いもの、歩く距離が短いもの、値段が安いものなどを比較して、パターンを選べばそのパターンの詳細が表示されます。
私はこの機能を使い、バスと地下鉄をうまく利用しまくっています。
特にバスはこの百度地図アプリがあるおかげで、どのバスが近くにあるかわかりますし、バスの経路や地下鉄への乗り換え停留所などもわかるのですごく便利です。
この例は一番早い方法は「机场线(空港線)」の電車に乗って、「地铁2号线(地下鉄2号線)」に乗り換えると出てきています。
その部分を選ぶと、詳細が出てきます。
どの駅で乗って、どの駅で降りるという情報です。
この場合、「机场线(空港線)」を「T3航站楼」という駅(站は駅という意味です)から3駅、時間で27分間乗り、「东直门(東直門)」駅で降りて、乗り換えに508m歩いて、7分かかりますという意味です。
「地铁2号线(地下鉄2号線)」では「东直门(東直門)」駅から「东四十条(東四十条)」方面の電車に3駅、時間で7分間乗り、「建国门(建国門)」駅で降りて、「B东北口(B東北口)」から630m、時間で8分間歩けば着きますという意味です。
「导航」という表示がありますが、これはナビ機能です。
私はこの機能を使い、バスと地下鉄をうまく利用しまくっています。特にバスはこの百度地図アプリがあるおかげで、どのバスが近くにあるかわかりますし、バスの経路や地下鉄への乗り換え停留所などもわかるのですごく便利です。日本人感覚だとタクシーも安いですが、バスはさらに安いです。(大体2元くらい、地方なら1元。交通カードで割引もあります)
「驾车」は自分で車を運転していく場合
高速道路の価格や道路の渋滞情報も表示されます。
距離、時間、料金などを考慮して複数のパターンが表示されます。
ナビ機能も使えます。
この百度地図というアプリはなかなかよくできていて、中国で生活するには手放せないアプリです。
多少の中国語の知識と中国の携帯電話番号を持っていれば、より使い勝手がよいと思います。