敦煌 月牙泉

敦煌月牙泉 敦煌
この記事は約7分で読めます。
この記事を読んでほしい人
  • 旅行で敦煌に行く予定の人
  • シルクロードやオアシスなどに興味がある人
スポンサーリンク

YouTubeに敦煌・月牙泉の動画をアップしています!

敦煌 月牙泉の動画を私のYouTubeチャンネルにアップしていますので、興味のある方はぜひ動画で見ていただければと思います。

動画が良かった場合は高評価とチャンネル登録よろしくお願いします!

スポンサーリンク

月牙泉とは?敦煌を象徴する三日月形オアシスの魅力

中国・甘粛省の敦煌市、敦煌市の中心部から南に約6kmに位置する「月牙泉(げつがせん)」は、シルクロード観光の中でも特に人気の高い絶景スポットです。

鳴沙山と月牙泉は同じ観光地という扱いでチケットは1つになっています。

砂漠の真ん中にぽっかりと現れる三日月形の湖は、2000年以上前から存在する自然の湧水湖で、古来より砂漠を往来する旅人たちの命をつなぐ貴重な給水ポイントだったようです。

月牙泉の周囲を取り囲むのは、「鳴沙山(めいさざん)」と呼ばれる砂山です。

砂の上を歩くと「キュッキュッ」と鳴くような音がするため、その名が付いたと言われています。広大な砂丘と深い青色の空、そして三日月形の湖と楼閣が織り成す光景は、まさに「シルクロードのオアシス」そのものです。

月牙泉は敦煌を訪れるなら絶対に外せない観光地です。

地理的な特徴としては

  • 標高は約1,400m
  • 砂丘に囲まれた盆地状の地形
  • 乾燥地帯だが地下に豊富な水脈があるとされる
  • 気候は乾燥していて、日照時間が非常に長い
スポンサーリンク

月牙泉の歴史(2000年以上前から続くシルクロードの命の泉)

月牙泉の水辺

 月牙泉が歴史に登場するのは今から約2000年前と言われています。

古代に敦煌は東西交易をつなぐシルクロードの要衝として栄え、その旅人や商人、僧侶たちにとって、ここは砂漠を渡る前後の重要な補給地でした。

月牙泉という名前の由来

「月牙泉」という名前は、清代(1644年〜1912年)にその形が三日月に似ていることから名付けられたと言われています。
「月牙」とは三日月を意味してします。

オアシスとしての月牙泉

古代シルクロードでは、砂漠越えの旅は命がけだっと言われています。

そういう状況の中で月牙泉の存在は、旅人たちにとっては命を守る貴重な水源でした。湖の周囲には古来から仏教文化が栄え、近くには莫高窟をはじめ数多くの遺跡が点在しています。

入場から月牙泉へ:広大な観光地は観光車を利用するのが便利

月牙泉の地図

 月牙泉の観光エリアは想像以上に広大です。

入場ゲートを抜けてから実際のオアシスまで徒歩で行くこともできますが、約40〜60分かかるようです。

そのために、別料金ではありますが、場内専用の「観光車(電動カート)」を利用する人も少なくありません。私も観光車を利用しました。

観光車(電動カート)のメリット
  • スムーズに移動でき、時間が節約できる
  • 約4分ほどで月牙泉近くの下車ポイントに到着できる
  • 乗車中も鳴沙山の砂丘やラクダの隊列を眺められる
  • 体力が温存ができ、その後の散策や砂丘登りに回せる
月牙泉の電動カート

鳴沙山の砂:歩くと「キュッキュッ」と鳴く不思議な砂

月牙泉の砂漠の砂

月牙泉の周囲に広がる鳴沙山は、その名の通り「鳴く砂」で知られています。

  • 足で踏むと「キュッキュッ」と音がする
  • 砂粒が細かく、非常にさらさら
  • 砂丘は巨大で、登ると壮大な景色を見渡せる

砂の音は、砂粒がこすれ合うことで発生する現象です。

実際に砂漠を歩いてみると、確かに砂が鳴いているような独特の音が聞こえ、鳴沙山ならではの体験を味わえます。

靴カバーのレンタル|砂漠歩きの必需品

砂漠を歩く際の大きな問題が「靴の中へ砂が入る」ことです。

月牙泉では多くの観光客が専用の靴カバーを使用しています。

砂漠の上を歩く時間が長いため、靴カバーを現地でレンタルしておくと快適に観光できます。

砂漠の中のオアシス月牙泉

月牙泉

観光車を降り、月牙泉までの道を歩いていくと、次第に三日月形の湖が視界に現れます。
「砂漠の真ん中に本当にオアシスがある」という光景は、本当にインパクトがあります。

砂丘に囲まれた緑のオアシス、そしてその横に建つ楼閣。
砂漠という過酷な環境の中で、どうしてこのオアシスは枯れないのだろうと多くの旅人を驚かせてきたのがよくわかります。

月牙泉のおすすめ撮影ポイント
  • 楼閣とオアシスを正面に捉える構図(三日月形の湖と楼閣、背景の鳴沙山が1枚に収まる絶景ポイント)
  • 砂山の上から見下ろす風景(体力があれば砂丘の上まで登り、眼下に広がるオアシスを撮影するのもおすすめ)
  • 楼閣の上から撮影(楼閣は登ることができ、月牙泉も眺められます)
  • ラクダの隊列と砂丘を組み合わせた写真(砂漠ならではのシルエットが絵になる一枚に)

楼閣「月泉閣」:オアシスに佇む古風な建築

月牙泉の月牙閣

月牙泉のすぐ横には「月泉閣」と書かれた楼閣があります。この建物は観光客に人気で、内部の階段を登って上階まで行くことができます。

楼閣の特徴としては

  • 古代中国風の建築デザインが美しい
  • 上階からは月牙泉が見渡せる
  • 写真的に非常に映えるスポット
月牙泉の月牙閣

楼閣の上から見る月牙泉は、人気の撮影アングルのひとつ。

オアシスの形がよりはっきりと見えるため、ぜひ立ち寄ってみてください。

月牙泉の水辺

月牙泉の水辺

柵があるため湖の縁まで行くことはできませんでしたが、水面は非常にきれいで、周囲には鳥も飛び交います。砂漠の中とは思えないほど生命を感じるスポットでした。

その存在自体が自然の奇跡と言われるオアシスというのもよくわかります。

月牙泉のアクティビティ

月牙泉のアトラクション

 入場料金とは別料金になりますが、さまざまなアクティビティが楽しめます。

 

キャメルライド(ラクダ乗り)してみました!

月牙泉のラクダ乗り

月牙泉ではラクダ乗りが特に人気でしたので、実際に乗ってみました。

ラクダ乗りで感じたこととポイント
  • ラクダに乗るときはラクダが座ってくれるので簡単
  • ラクダが動き始めると上下に揺れるため、鞍の取っ手をしっかり持つ
  • ラクダに乗っている間は眺めが良く、ゆっくり砂漠散歩が楽しめる
  • ラクダに乗った後は「ラクダ臭」が多少服に付くので服装には注意

月牙泉観光の持ち物・服装

月牙泉の観光では、砂漠特有の環境に合わせた準備が大切です。

月牙泉観光の持ち物

  • 日焼け止め
  • 帽子(風で飛んでいかない対策があればベター)
  • サングラス
  • フェイスマスク系(顔の日焼けが気になる方)
  • 十分な飲み物
  • カメラやスマホ(防砂対策があると良い)

月牙泉観光の服装

  • 日差しが強いため長袖が安心
  • 砂漠のため汚れても良い服がベスト
  • 靴はスニーカーなど歩きやすいもの
  • ラクダ乗り後は服に匂いがつく可能性あり

月牙泉のベストシーズン

大陸の内陸部にあるため、季節によって気温の変化が激しいです。

おすすめの季節

春(4〜6月):気温が上昇しはじめ、過ごしやすいです

秋(9〜10月):空が晴れ渡り、気温も落ち着きます

避けたい季節

夏(7〜8月):日中の気温が40℃を超えることも

冬(12〜2月)非常に寒く、砂丘に雪が積もることもある

月牙泉の交通アクセス・行き方・地図

敦煌 月牙泉の情報
  • 住所:中国 酒泉市 敦煌市
  • 営業時間:6:30~18:30
  • 入場料金:110元(オフシーズンは安くなる場合もあります)
  • 観光時間目安:半日程度

月牙泉は敦煌市の南側、鳴沙山のふもとに位置します。

市内中心部からのアクセスは良く、車やタクシーでおよそ10分〜15分ほどで到着します。

月牙泉のワンポイントアドバイス

  • 日焼け対策・砂対策・ラクダ対策がポイントだと思います